Question
炭水化物(糖質)をとらなければ痩せるのか?Answer
炭水化物は人間にとって必要なエネルギー源です。低GI値の炭水化物をきちんととりましょう。炭水化物を食べると、体内でブドウ糖(グルコース) に変わりますが、ブドウ糖は身体にとってもっとも重要なエネルギー源です。
私たち人問は、眠りについても身体の機能は24時間眠ることなく働いていますが、体内の臓器が生きて働くためにはエネルギーが必要で、その多くはブドウ糖を利用しています。
炭水化物を極端にとらずにいると、さまざまな弊害が起きます。
1つめは、低血糖です。炭水化物を減らしすぎると、血中のブドウ糖がどんどん減り、血糖が約60mg以下になると低血糖となり、身体の働きに異常をきたします。
2つめは、炭水化物を減らしすぎて、身体の細胞にブドウ糖が入って来なくなると、細胞内はエネルギー不足に陥ります。
その結果、ブドウ糖のかわりに脂肪が細胞のエネルギーとして利用されますが、それと同時にケトン体という副産物ができます。ケトン体が多くなると、脳に障害をおこして昏睡(意識がなくなること)状態を引き起こします。
3つめは、血糖が減少すると、脂肪とともに筋肉が使用されます。筋肉の一部が分解して、アラニンというアミノ酸を利用して肝臓でブドウ糖をつくり(糖新生)、血液中のブドウ糖を上昇させます。
そのために筋肉が減り、体重は減りますが基礎代謝も低下するため、元の食事にもどしたとたん乍リバウンドを起こしてしまいます。
このように炭水化物を減らすことは、百害あって一利なしといえます。炭水化物にG I値の高いものが多いと知ると、「炭水化物をとらないほうがいいのでは」と考える人も少なくないと思いますが、それは問違っています。太らないためには、低G I値の炭水化物をきちんととることが大切なのです 。
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